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CONTENTS
 
01. 世界銀行、15年GDP成長率予想を+6.2％に上方修正―TPP効果で成長加速 
02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
     特集（2015年10月5日～2015年10月11日）  
03. 噂のうわさ話
   　ビグラセラ・ハロンタイル[VHL]
04. サイゴン・街角風景　　
  　「オープンエアのレストラン」

  世界銀行(WB)は、5日に発表した東アジア・太平洋地域の経済状況レポートの中で、
2015年におけるベトナムの国内総生産(GDP)成長率見通しを従来予想の+6.0％から
+6.2％へと上方修正した。また、2016年のGDP成長率も+6.2％から+6.3％に
引き上げたが、2017年については+6.5％から+6.3％へと引き下げている。

  WBが同地域内で15年GDP成長率予想値を上方修正したのは、フィジーとベトナムの
2か国のみ。ASEAN地域のGDP成長率は従来予想の+4.9％から+4.3％へ、
東アジア地域では+6.7％から+6.5％へと引き下げられた。但し、今後も東アジア地域が
世界経済の主要な原動力となっていくことには変わりないとしている。中国のGDP
成長率は2014年の+7.3％から2015年は+6.9％、2016年には+6.7％へと減速することが
予想されている。

  WB東アジア・大洋州地域経済部責任者のスディール・シェティ氏は、
「各国の輸出が低迷している中、ベトナムの輸出額は着実に伸びており、経済成長を
後押ししている。また、輸入も増加していることから、内需改善が窺える」とコメントした。

  同氏によると、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の効果を正確に予測することは
難しいが、これまで閉じられていた市場に参入できるようになることでベトナムに利益が
もたらされることは確実と見られている。一方で、製造業はより厳しい競争にさらされる
ことになるが、労働生産性の向上につながり、長期的にみれば国内経済にプラスの
効果をもたらすとの認識を示した。

  WBベトナム事務所の経済専門家サンディープ・マハジャン氏も、TPP妥結により
ベトナム経済は多くの利益を得るとしている。マハジャン氏は、「TPPに参加する
12か国のGDPを合わせると世界の4割を占めており、ベトナムはこの広大な市場を
確保することになる。TPPは今後2030年までのベトナムのGDP成長率を+8～10％
押し上げる可能性がある」と述べた。

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このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報（www.viet-kabu.com）の 
アクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位TPP発効に期待大、繊維・縫製、水産、木製品分野の各企業
[2015/10/07 18:49 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/industry/151007062529.html

  環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉が5日、大筋合意に達した。
米国の シンクタンク、ピーターソン国際経済研究所(PIIE)は、TPP発効によりベトナムは
所得が+13.6％、輸出額が+31.7％と、TPP参加12か国 の中で最も大きく増加すると
予測している。

  国内株式市場はTPPへの期待から、繊維・縫製、水産、木製品の各分野の企業の
株価が上昇している。ベトナム投資開発銀行証券(BSC)によると、繊維・縫製はベトナム
にとってTPPによる利益が大きい分野の一つだという。米国と日本への輸出額増大が
期待できるが、原材料の原産地に関する規則により、 国内またはTPP参加国で原材料を
調達する必要がある。

  水産分野では、エビ、タコ、マグロの輸出業者が、日本向けの輸出で有利になる。
日本の輸入税率が現行の6.4～7.2％から0％に引き下げられるからだ。米国向けは高い
反ダンピング税が課せられているため、あまり有利にならない。

  また、木製品の輸出額でベトナムは世界6位、ASEAN諸国で1位の座にある。
主な輸出先は米国(37％)と日本(16％)。BSCによると、ここでも 問題は原材料の調達に
ある。現在80％以上を輸入に頼っているが、TPP参加国外からの輸入を45％以内に抑え
なければ、優遇税率が適用されない。


2 位 ホアンアインザライ国際農業、14・15年配当額及び増資を決定
[2015/10/08 14:13 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/151008013457.html

  ホアン・アイン・ザライ[HAG]の子会社ホアン・アイン・ザライ国際農業[HNG]
(HAGLアグリコ＝HAGL Agrico)はこのほど、2014年・2015年配当、
及び増資に向けた新株発行について討議した2015年株主総会の決議事項を発表した。

  それによると、2014年現金配当を額面比10％(1000VND＝約5.4円)、
2015年現金配当を額面比15％(1500VND＝約8.1円)で実施する。
また、同社は国内外の戦略的パートナーに対して5900万株を発行。最低発行価格は
1株2万8000VND(約151円)で、発行時期は国家証券委員会による認可後となる。
この発行が成功すれば、同社は少なくとも1兆6520億VND(約89億円)の資金を
調達することになる。この調達資金は、各案件への資金補充に使用される。

  現在、HNGの資本金は7兆0814億VND (約380億円)で、うちHAGの保有比率は86％。
新株発行により、資本金は7兆6714億VND(約415億円)へと引き上げられる見通しだ。

  なお、10月7日時点のHNG株価は、上場初日(7月20日)の取引基準株価2万8000VND
(約151円)から700VND(約4円)高の1株2万8700VND(約155円)となっている。


3 位 HSBC、15年GDP成長率予想値を+6.6％へ上方修正
[2015/10/05 16:28 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/151005011946.html

  香港上海銀行(HSBC)経済研究部門「HSBCグローバルリサーチ」は、
先般発表したベトナムのマクロ経済展望に関するレポートで、
2015年国内総生産(GDP)成長率予想値を+6.3％から+6.6％へ、2016年については
+6.5％から+6.7％へと上方修正した。

  日本経済新聞及びマークイット社が発表した2015年9月の
ベトナム・日経PMI(製造業購買担当者指数)は、前月から▲1.8ポイント低下し、
2013年8月以来およそ2年ぶりに50を下回る49.5となっている。HSBCによると、
近年PMIが50を下回っていた時期のGDP成長率は+5％前後だったのに対し、
今年第3四半期のGDP成長率は第1四半期の前年同期比+6.1％、第2四半期の
同+6.5％から、第3四半期には同+6.8％へと加速しており、これは内需が着実に
回復していることの表れだとしている。

  また、ベトナム国家銀行(中央銀行)は7月、大手商業銀行に対して貸付成長率
上限の引き上げを許可した。中銀は通年の貸付成長率が年初の目標+13～15％を
上回る+16.5％に達する見通しだとの見解を示している。

  HSBCは、第3四半期のGDPが予測を上回る成長を見せたこと、貸付成長が加速している
こと、内需が回復していることから、今回GDP成長率予想値を上方修正したという。

※くれぐれもお取り扱いにご注意ください！！
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか？
いろいろと推察しながら、しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。
 
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、
毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株・経済情報」の
過去記事をご提供いただいたものから「ベトナム株・経済情報」が独自に選んだ、
おもしろい噂を組み合わせて掲載しています。

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ベトナム現地投資家のうわさ話・ビグラセラ・ハロンタイル[VHL]・の巻！

(2015年10月14日 発行ベトナム株通信 第2676号)
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■■■ビグラセラ・ハロンタイル[VHL]■■■

  ビグラセラ・ハロンタイル[VHL](Viglacera Ha Long)によると、コスト削減が効果的に
行われていること、クリンカータイル工場(第1期)が稼動したこと、不動産市場及び
建設市場が回復していることから、堅調に業績が伸びる見通しだ。

  上半期業績では、売上高が前年同期比+13.8％増の7227億VND(約39億円)で、
年間計画達成率は46％だった。販売費が同▲35.8％、借入コストが同▲43.5％減少
したことにより、税引後利益は同+16.7％増の488億VND(約2億6500万円)と
なっているが、年間計画達成率は39％程度に留まっている。

  VHLはここ数年、利息負担を減らすべく短期債務の削減に力を入れている。
短期債務は2011年年初時点の3743億VND(約20億3000万円)から、2015年6月末
時点には1058億VND(約5億7500万円)へと減少した。同社は5月、年間生産能力
200万m2のクリンカータイル工場(第1期)の稼動を開始。クリンカータイルは
テラコッタタイルに比べて割高だが、丈夫且つ耐久性が高いため、国内市場のみならず
海外市場への売れ行きも好調だ。そのため、同社は同工場の第2期建設に
1200億VND(約6億5000万円)を投じる計画で、完成後の年間生産能力は400万m2へと
拡大する。

  ベトナムでは、外国人の住宅購入・所有に関する規制を緩和させる新たな住宅法が
2015年7月1日に発効したのを受け、不動産市場が活性化していくと期待されている。
また、低所得者向け住宅購入の支援を目的とする30兆VND(約1630億円)の融資枠により、
低所得者の住宅購入能力も高まっている。これらを背景に、建材需要が拡大し、
同社の業績を押し上げていくと見込まれている。

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毎週、スタッフの持ち回りでお届けする「サイゴン・街角風景」。
今週はmaruより、「オープンエアのレストラン」のお話です。

ご存知の通り、ここホーチミンにはお洒落で美味しいレストランが数多く軒を並べています。

その中でもオープンエアのレストランは開放感たっぷりの贅沢な気分に浸れる場所。
日本ではなかなかオープンエアの飲食店自体を探すのが大変ですし、
値段も張る傾向にありますが、ホーチミンでは気軽に立ち寄れるのが嬉しいところ。

さて、先日オープンエアのレストランでベトナム山岳料理が楽しめる、と聞いて
早速足を運んでみました。

そのレストランはオープンエアのため、4階にあるようです。
さあ、階段を上ります。



途中で、本当にこのビルであっているのか不安になりますが、
己を信じてひたすら足を動かします。
上から見ると、この階段の長さが分かるでしょうか。



やっと入り口に到着。

一歩足を踏み入れると、そこはすっかりベトナム山岳地帯を髣髴とさせる
趣のある空間が広がっていました。



奥のオープン席からは、開発の進むホーチミンの街並みが見渡せます。





料理ももちろん大変美味しく、素晴らしい時間を過ごすことができました。
お友達やご家族とはもちろん、一人でもゆったりと楽しめるオープンエアレストラン。
是非行かれてみてはいかがでしょうか。
エレベータがない場所も多くありますので、その点どうぞご留意ください。

今回訪れたお店はこちら：http://life.viet-jo.com/locations/hcm-1/4262

（photo by maru）
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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。

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